■沿岸環境関連学会連絡協議会 第22回ジョイントシンポジウム 『望ましい沿岸環境を実現するためのネットワーク形成 -問題の所在と今後の展望-』 | |
開催日時 | 2010年1月23日(土)10時00分~17時05分 |
開催場所 | 東京大学 柏キャンパス環境棟1階FSホール(千葉) |
開催者 | 沿岸環境関連学会連絡協議会 |
内容 |
沿岸環境関連学会連絡協議会 第22回ジョイントシンポジウム 『望ましい沿岸環境を実現するためのネットワーク形成 -問題の所在と今後の展望-』 開催日:2010年1月23日(土)10時00分~17時05分 会 場:東京大学柏キャンパス環境棟1階FSホール 東京大学柏キャンパスアクセス図 (http://www.k.u-tokyo.ac.jp/renewal/access/) 主 催:沿岸環境関連学会連絡協議会(あいうえお順:応用生 態工学会・水産海洋学会・土木学会海岸工学委員会・土木学会 水工学委員会・日本沿岸域学会・日本海洋学会沿岸海洋部会・ 日本海洋学会海洋環境問題委員会・日本水産学会・日本水産工 学会物質循環研究会・日本船舶海洋工学会海洋環境研究会・日 本プランクトン学会・日本ベントス学会)(http://www.s.fpu.ac.jp/wikicoas/ ) 問合せ先:山室真澄(kashiwanoha.ym.office●gmail.com) (●を@に変えてください) 参加申込み先:〒277-8563 千葉県柏市柏の葉 5-1-5 東京大学大学院新領域創成科学研究科環境棟562 自然環境学専攻 陸水学研究室 山室真澄 Tel:04-7136-4770 Fax: 04-7136-4756 参加費:無料(懇親会は有料) 参加申し込みはE-mailかFAXでお願い致します。当日の参加も 可能ですが、資料が不足してお渡しできない可能性があります 。 <企画趣旨 > 沿環連/海洋学会環境問題委員会 小川浩史 沿岸域環境を取り巻く状況は大きく変わりつつある。その底 流には、沿岸域に対する国民の認識や関わり方の変化、すなわ ち従来の単なる受動的な立場から、沿岸環境のあり方や沿岸域 の健全かつ多角的な利用のあり方について、より積極的にコミ ットしていこうとする新たな動きがある。また、沿岸環境.利 用に関して重要な位置を占める水産業をみても、国連海洋法条 約の精神にも見られるように、沿岸水産資源の適切な管理の必 要性がこれまで以上に高まってきており、周辺の陸域をも包含 した沿岸環境・生態システムをトータルにとらえ、システム全 体の改善を図っていく努力が求められてきている。これらの動 向・要請を受けて、環境影響評価法の制定、海岸法の改正、港 湾法・漁業法・漁港法の改正検討など、わが国の沿岸環境に関 わる法体系も大きく変わりつつあり、今後の沿岸域の環境保全 .修復、水産資源管理、沿岸防災等々のあり方・将来像を、よ り多面的.包括的な観点から追求していくことの必要性が強く 認識されつつある。 「沿岸環境」という複雑な研究領域で、このような時代要請に 「学」が具体的に応えていくには、「沿岸環境研究」に関わる 様々な分野の研究者が、従来の専門の枠を越えて、広範に連携 を取りながら取り組んでいく場を持つことが重要である。また 沿岸環境問題の解決、あるいはより望ましい沿岸環境の実現に は、ガバナンスなどの観点から人文・社会科学系の研究者との 連携、さらには学会間連携だけでなく、行政や民間、住民(市 民、NGO)との連携も必要である。 このような背景に基づいて、沿岸環境に関わる理工系4学会 が中心となり、学会間連携の具体化を推進していくための意見 ・情報交換、連絡調整の場として沿岸環境関連学会連絡協議会 が設立された(現在は10学会12グループ)。本ジョイントシン ポジウムでは、設立の際に提案された6つのアクションプラン のうち、 1) 情報ネットワーク形成 2) 海外展開戦略 に重点を置いて開催する。すなわち、沿岸環境にはどのような 問題があり、国内ネットワークの形成(例えばどのような組織 が何を行っているかのリストの作成・更新、公開)や国際機関 との連携が解決に効果的なのはどのような問題なのか、どのよ うにしてネットワークを形成し、国際機関との連携を図るかを 議論し、沿環連の所期のアクションプランの実現を図る。 <プログラム> 10:00~10:05 開会挨拶 広石伸互(沿環連代表・福井県大 ) 10:05~10:10 趣旨説明 山室真澄(東大) 10:10~10:40 「越境的海洋環境問題の科学研究と問題解決の 課題と展望-海岸漂着ゴミ問題を例として」清野聡子(東大) 10:40~11:10 「海洋ごみ問題の現状と課題-多様なセクター の役割とネットワーク-」小島あずさ(JEANクリーンアップ全 国事務局代表) 11:10~11:40 「海ゴミ問題の状況と回収処理の課題-瀬戸内 海の海底ゴミ問題を中心にして-」磯部作(日本福祉大学こど も発達学部) 11:40~12:10 「沿岸域の総合的管理の法制度―現状と改革― 」交告尚史(東京大学大学院法学政治学研究科) 昼食 13:15~13:45 「沿岸域の干拓・埋め立てをめぐる諸問題にみ る地域環境のにない手の変遷と今後への展望」香川雄一(滋賀 県大) 13:45~14:15 「里海システムの現実的な展開可能性」平塚純 一(自然と人間環境研究機構) 14:15~14:45 「アムール川とオホーツク海・親潮を結ぶ鉄: 巨大魚附林仮説とその保全」白岩孝行(総合地球環境研) 休憩 15:00~15:30 「沿岸域における陸域-海域相互作用研究計画 (LOICZ: Land-Ocean Interactions in theCoastal Zone)( 仮題)」Alice Newton (LOICZ議長) 15:30~16:10 沿岸環境関連組織の紹介 「沿岸環境関連学会連絡協議会 広石伸互(福井県大) 「東京大学海洋アライアンス」木村伸吾(東大) 「国際エメックスセンター」松田治(広島大・国際エメックス センター科学・政策委員・瀬戸内海研究会議会長) 「海洋政策研究財団」遠藤愛子(海洋政策研究財団) 16:10~17:00 総合討論(内容:沿岸環境にはどのような問 題があり、国内ネットワークの形成や国際機関との連携が解決 に効果的なのはどのような問題なのか、どのようにしてネット ワークを形成し、国際機関との連携を図るかを議論する) 17:00~17:05 閉会挨拶 今井一郎(沿環連副代表・北大) 懇親会(~19:00) |
URL | http://www.kaiyo-gakkai.jp/main/2010/01/22-4.html |